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DAVID LEE ROTH/Eat'em and smile 2005,12/15 DAVID LEE ROTH/Eat'em and smile

  My historyを一部変更した事もあるので、今回はそこにも書いた俺の人生を変える事に なった事間違いなし!と言う中のうちの決定的な1枚を紹介しましょう。

  VAN HALENと言ったら、もう誰もが周知のとおり、世界で知らない人はいないんじゃ ないか?ってくらいの超有名なアメリカのロックバンドだけど、結成当時からそこの フロントマンとして活躍して来た、ダイヤモンドデイブ様が85年にVAN HALENを脱退 した翌年に出した1stソロアルバム。(VAN HALEN在籍中にMiniアルバムを出してるが それも好きです。)

  86年はVAN HALENもデイブ脱退後の穴を埋めるべくサミー・ヘイガーを迎え、"5150"(フィフティー・ワン・フィフティー)と言う名盤を出した時期で、 予想外の発売時期バッティングと言う皮肉もあった(結果的にデイブは、セールス面でも大きく差を付けられてしまった)が"5150"の感動以上に俺の心に響いたのは "Eat'em and smile"だった。

  その決定的な理由は、ベースに知る人ぞ知る超絶テクニシャンベーシスト、Billy sheehan(ビリー・シーン)が加入した事だった! 俺がまだ中坊の頃、ビリーが当時N.Y.で活動していたTALASと言うバンドのアルバムとライブ盤を持ってたんだけど、そのライブでのベースソロは、 一言で言うと有り得なかったから、おまけにほぼ無名のバンドだから、MTVで放送されるはずもなく、俺はギミックだとすら思っていたのだが、 このアルバムを聴いてビビったよ!
マジメに。。。ホントに弾いちゃってるの?って。

  もうベースがあらゆる所でトゥルトゥル鳴ってるの!その辺の早弾きギターリストより早弾きなんだから。 おまけに彼はそれだけではなく、4ビートなんかもサラっと決めちゃうんだよね。
彼のおかげでシャッフル・ビートを覚えたし、ベースでもどんどん前に出て行く事を教えられたなぁ。

  このアルバム、1曲目はかなり大人しめなのだが、2曲目に彼による作曲の"Shy boy"で炸裂しまくる!
"I'm eazy""Tobacco Road""Goin' Crazy "なんてシャレててカッコ良かったし、"Elephant Gun "なんてこれでもかって位やりまくってる感じで、 『こんな風にベースって弾いて違反じゃないの?』って思ったもんね。
"Bump and Grind"みたいなミドルテンポのシャッフルの曲なんて、当時の他のヘヴィメタバンドじゃ無かったもんなぁ。
そしてアルバムの最後を飾る"That's Life"!!なまらヤバいくらいに決まってるのよ。

  俺はこのアルバムに出逢ってなかったら、ミュージシャンになろうと思わなかったかもしれないし、もし目指しても、ただのヘヴィメタ好きなだけの 人間だったかもしれない。間違いなく、このアルバムとビリー・シーンとの出逢いは、俺の音楽の幅を無制限に広げるキッカケを作ってくれたに違いない! と思っている。

  そして俺は素晴らしい10代を過ごし、ジャコに出逢い、パコ・デ・ルシアを知り、バッハを聴き、素晴らしい音楽に出逢い、 共に生きて来たのだと確信している。

ROD STEWART/As times goes by...The great american songbook Vol,U 2005,12/4 ROD STEWART/As times goes by...The great american songbook Vol,U

  俺は昔から彼が好きだ。小学校の頃から彼のツンツンの髪と豹柄のスパッツに、サッカーボールとのコラボ、全て好きだった。どの時代にも彼の曲があった。
でもトドメをさされたのは高校の時、地元の大人のバンドが彼の"I was onry joking"を演奏してるのを生で聴いた時だった!やられるってこう言う事だって心から感じたよな。

  そしてこのアルバムは03年に発売のオールカヴァーアルバムの第2弾。全篇アメリカンスタンダードのカヴァー集です。俺は、この2と3は持ってるんだけど、1だけまだ持っていないんだよね。
このシリーズは俺が知ってるロッドとはまたひと味違ってていい感じなんだわ。
イッパツで彼だと解るしゃがれた声、男から見てもセクシーな雰囲気…
  95年だったかな?まだ札幌に住んでた頃に彼のコンサートへ行った時、知ってる曲ばかり演奏してくれて、おまけにサッカーボールまでガンガン蹴ってくれてさぁ!もうたまらなかった。

  一人狭い部屋で安酒でベロンベロンな時に、ちょっぴり気分をゴージャスにしてくれる事間違いなしの大人な1枚です。
でもこれを聴くと、どうしても昔の彼に逢いたくなってしまうんだよなぁ!
パワフルでセクシーでちょっぴり切なくて…
って事は酒が進むって事なので、次の日は二日酔い間違いなし(笑)
いい音楽と二日酔いの深さは比例する。これ、俺の定説です!

なんかレビューって言うよりは、酒とどうたらこうたらって話しになってしまったけど、とにかくこのアルバムを含め、ロッドはいいって事なんだよ!(笑)
強引にまとめようとしてるが。。。あぁ〜、久しぶりにFACESも聴きたくなって来ちゃったなぁ〜っと♪

近藤 房之助/You'll never break my Heart of stone 2005,11/9  近藤 房之助/You'll never break my "Heart of stone"

  ピーひゃら、ピーひゃら タッタタラリラ♪って、ちびまる子ちゃん(笑)
誰でも知ってるよね?この曲で、シルクハットに黒い丸のサングラスに付けヒゲの やたら歌の上手い彼!そうです、彼です!近藤房之助さんです!!

  このアルバムに出逢ったのは、10年くらい前になるかな?
俺は91年の9月から98年の4月まで札幌に住んでたんだけど、93年頃から東京に引っ越す98年4月まで週に2〜3回位、リハーサルで使ってたスタジオでバイトをしていたんだ。 (この時期に出逢った人達によって、俺の音楽の幅は無制限に広がったのです!)
このスタジオでは、当時市内や全国で有名だったバンドが何組もリハに来ていたんだよね。
珍バンドも多かったけど、珍だった俺にとっては、色々な人達に出逢う事が出来た奇跡の経験だった。

  あの場所でバイト出来た事によって、当時の珍な俺なんかが絶対に相手にされない人達に『スタジオの君ね』と顔を覚えてもらい、打ち上げや呑み会などに出席出来る機会が多くなって、 酒の力を手に入れて、彼らを楽しませたり喜ばせるためならなんでもしたよ(笑)(当時はどこでも全裸になってたので、呑みに出るたびにパンツやソックスの片っぽだけ落として帰って来てたなぁ。。。)

  なんかどうでもいい想い出話しで話しが反れてしまったけど、その頃に知り合った人に教えてもらったのがこのアルバムなんだよね。ケンさん!俺、今でも頑張ってるよぉ!
このアルバムは、全曲カヴァーのライブアルバムなんだけど、選曲全てがセンス良すぎ!!
言っちゃえば大人の音楽なんだけど、音楽を読んで字の如く、音を楽しんでるんだよね。

  俺は、洋楽世代の人間だから、音楽も映画もどうしても洋物を中心に観たり聴いたりしてしまうんだけど、彼にはそう言うものを超越したSOUL(ソウル)を感じるの。 シラフの時よりも、酒呑んで泥酔してる時や…な時に聴いたら、もう感情が爆発しちゃうよ(^o^;

  俺が思うに、へビメタ好きな奴がヘビメタばっか聴いてヘビメタバンドをやるのは、ある意味誰でも出来る訳よね。それってフツーじゃん? それと一緒でさぁ、ジャズやブルース聴いてる人間が聴いてるジャンルを演奏するのは普通だと思うのね。
でも俺はね、音楽ってそうじゃないと思うんだよ。自分が感じ、好きで愛して聴く音楽と、それで自分が演奏するジャンルは必ずしも一致しないって。
  俺はこのアルバムを聴いて、またハードコア魂に火が点くし、ハードコアにソウルを求めるのさ!
俺にとってミュージック(ここにあらゆるものが入るの。ジャズからハードコアまでね。)とは、グルーヴ(これを説明するのは難しいんだけど、 ここでは音楽に命を注ぐものだと思って欲しい)であり、グルーヴとは演奏者のソウル(魂)であり、ハート(心)なんだと思うんだわ。
  心と魂を揺さぶって、グルーヴした時、音楽は命を手に入れ、そのエネルギーと感動は想像を絶するものになる!(決まった!かなりあちぃ笑)

  人それぞれ好きなジャンルがあると思うけど、音楽が心に染みる感覚を知ってる人には、是非オススメな1枚です。彼サマの力強く湿っぽい、そして寂しげでハートフルな声に耳をかたむけてみて下さい♪
あと、全曲に聴かれる小島さんのピアノは最高!そして6曲目"Don't let me be lonely tonight"のサックスソロは鳥肌を越えて、涙が溢れ出てきます。

AL PACINO/SCENT OF A WOMAN 2005,10/29  AL PACINO, Scent Of A Woman/夢の香り

  アル・パチーノと言えば、誰もが認める名役者だと俺は思うのだけれど、何度もアカデミー賞にノミネートされてる割に、 受賞した事があるのはこれだけなんだよね。 まぁ、その一回が主演男優賞なのだから凄いんだけど。

  この作品は93年頃の作品なんだけど、俺が初めて観たのは94年頃だったかな? どうして彼を好きになったのかは定かではないが、この頃は色々な映画を借りまくってて、この映画ともう一つ、 ミシェル・ファイファーとの共演作『フランキー・アンド・ジョニー/恋のためらい』を同時期に借りて観た記憶がある。

  『フランキー・アンド・ジョニー/恋のためらい』は中年の前科持ちでバツイチのコックと、元彼の暴力によるトラウマが原因で、 男性恐怖症気味の30代半ばのウェイトレスの大人の恋の物語りなんだけど、 当時の俺は、こっちの方が好きだったのでこっちだけを録画して何度も観てたなぁ。(今だに観ます)

  ま、とにかく彼が大好きだったので、彼が出演してる映画は色々観たんだけど、今年の春頃にもう一度観てみようかな?なんて思って10年ぶりくらいに借りて観てみたら… ホント、マジメに号泣しちゃってさ。 声あげて泣いたもんなぁ(汗)こんなに素晴らしい映画だったなんて思いもよらなかったよ。

  彼が演じるのは、盲目の退役軍人フランク。自分の人生や未来に絶望し、自分自身に対する失望と傷を胸に抱きながら生活をしている所に、感謝祭で家族が不在する為、 世話係りとして雇われた少年と週末を一緒に過ごす中で少しずつ心を開き、未来へ光を見つけ出してゆく…
ホントに目が見えないんじゃないか?ってくらいの演技や、アル中気味のフランクの愛飲酒、ジャックダニエルに親しみを込めて、ジョンダニエルと呼ぶ辺りは、こんな大人になりたいなって思うね♪

  いつも命令口調で話すフランクに半ば呆れて敬礼するシーンで、空気でそれを感じ、『敬礼とは、こうするのだ!』と身振り手振りで散々たれた後に、 『君より優れた多くの若者達がこの敬礼をした、利口なら二度とするな』と言うセリフには、語り尽くせない位たくさんのメッセージが込められてると感じた…
一見、戦争好きに見えるアメリカも実は、ホントは戦争なんて間違いだって思ってる人がたくさんいるんだろうね?
  あとね、口癖のフーアー?(Who are?)なんて、映画観終わってからマネしちゃうよ(笑)

  女好きと言うか女性にうるさい性格を、香水や石鹸の香りを嗅いだだけでブランド名などを当てちゃう事で表現してる辺りなんかは洒落てるよなぁ。 まぁ、これこそがこの映画のタイトルなんだけどね(笑)
  カーチェイスや銃撃シーン、セックスなんかのアクションを一切使う事なく、淡々とストーリーが進んでゆくのは、演技力と存在感があってこそ出来る技だよね。
途中のレストランでのシーンで、彼氏を待ってる女性に近寄り軽くナンパし、生演奏に合わせてタンゴを踊る数分間は素晴らしいです!!存在感があれば、 セリフはいらないって事なのかな?

  10年前には感じなかった事が、この年になって分かるようになったり、前は感じた事が、今では何も感じなくなったり、感情って歳と共に、 そしてその時の自分の置かれてる状況なんかによって全然違うと思うけど、10年後に観たらどう思うのだろうか?と思い、10年後の自分の為にプレゼントしたい映画です。 (その為にDVD買っちゃったもんね♪)

  この映画は、きっとずっと心に残る映画の一つだろうなぁ。
そしてアル・パチーノ(榊原いくえがアイドルの頃の曲の歌詞では、アル・パシーノだった。スペルがAL Pacinoだからだろうね)は、これからもずっと大好きな役者であると共に、 俺が目標とする大人の一人である。

METALLICA/KILL'EM ALL 2005,9/27 METALLICA&CLIF BURTON/1st KILL'EM ALL, 2nd RIDE THE LIGHTNING, 3rd MASTER OF PUPPETES,

  ちょっと時間が空いてしまったけど、第5回目は遂に出ました!!METALLICAです!そうです!今は誰もが知ってるアメリカのモンスターバンド、あのMETALLICAと今は亡き初代ベーシスト、クリフ・バートンです!!(写真は記念すべきデビューアルバム、"KILL'EM ALL")
  俺は、このMETALLICAと言うバンドに出逢ったのは中3年の時だったかな?2ndアルバム、"RIDE THE LIGHTNING"だったんだけど、もうイッパツでノックアウトだったね!
何が凄いってなんだったろう…?とにかく演奏は決して上手とは言えないけど、もの凄いパワーと破壊力を感じて鳥肌がたった記憶があるもんな。今までに聴いた事のない…まぁ確かに、洋楽に目覚めたばかりだったし(MADONNAやCYNDI LAUPER、CULTURE CLUBや尾崎豊なんかと一緒にこんなの聴いてたもんね)音楽を知り始めた頃だったけど人よりは多く聴いていた自信はあったのに、あんなに衝撃を受けた事なんて無かったもんね!

  俺が特に好きなのは今回挙げた1st〜3rdまでが特にお気に入りかな?
それには理由があって、この3枚でベースを弾いているのがクリフ・バートンなのです。知ってる人は知ってると思うけど、元々METALLICA結成当時カリフォルニアだかどこかで結成したんだけど、どうしてもいいベーシストが見付からず、噂だけをたよりにサンフランシスコのトラウマと言うバンドを観に行ったそうである。そこでベースを弾いてたのがクリフ・バートンその人だったのだ。
一目惚れしたメンバーはバンドへの加入を熱烈に要請したんだけど、彼はサンフランシスコから離れる気は無いと言ったんだって。それじゃ俺達がサンフランシスコに移住するって事でなんとかバンドへの加入を決めさせたって言う話しを聞いた事ある。

  1stで聴く事が出来るベースソロは当時の俺にはさっぱり意味不明だったけど、ベースにペダルワウなんぞ使った位にしてもうカッチョイイ〜〜!!おまけに彼はどんなに早い曲も全てフィンガーピッキングで弾き続け、ライブ中もオフステージ同様、ベルボトムジーンズに伸び放題の髪と言う格好でずっとヘッドバンキングし続けてると言うパフォーマンスもたまらんよ!
曲もとにかくカッコイイ!!演奏はかなりヘタめかもだけど、1曲目からヤバいのよ。
  2ndは少しおどろどろしい感じも入って来て、演奏ももっと分厚くなって一層怖さが出て来てこれまたヤバいんだよね!このアルバムからは未だにRIDE THE LIGHTNINGは間違いなく演奏されてるんじゃないかな?
  そして遺作となってしまった3rdアルバム…はっきり言って自分が死ぬ事を自分も含め、他の3人も知ってるかのように、4人のテンションや才能、パワーが完璧に一つになってる。
1曲目にもう完璧なまでのテンションと沸騰点がある!1と2の曲の流れはたまんねぇよ!ホント、マジメに(泣)俺ね、当時怖くて震えてオシッコちびったもん(T_T)

このアルバムは予想以上のビッグヒットを記録し、いよいよバンドも超大物の仲間入りを果たそうとしていた時、悲劇は起こった。
  1986年9月27日早朝、ツアーで訪れていたスウェーデンからデンマークのコペンハーゲンに向かう途中、スウェーデンのスモーランド地方辺りを通過する途中のE4高速道路上でのツアーバスの単独事故で(原因はアイスバーンでのスリップとも運転手の飲酒とも言われてたが?)窓から放り投げられた後に横転したバスの下敷きになって死亡した。即死だったらしい…

クリフォード・リー・バートン、享年24歳。見た目とは裏腹に無類のきれい好きとして知られ、ほとんど無口な青年だったようだ。彼が投げ出された寝台席は、寝る前にメンバーとの賭けで勝って手に入れたシートだったらしい。

P.S...今これを書いててドキッっとした…そう今日は9月27日、彼の命日である。
これも何かの縁なのだろう…心からの冥福を祈ります。

サン=テクジュペリ/星の王子さま 2005,8/21  サン=テクジュペリ作/星の王子さま

  まずこの物語りを紹介するにあたって、是非大人の人が読むべきじゃないかな?って思った事である。
  俺は、小学校の頃からこの話しはアニメなどで知っていたが、ホントに心に染みたのは22〜23歳の頃だったかな?これはジローに薦められて読んだのがきっかけなんだけど、この本に出逢って、俺の中で何かがはっきり変わった事を覚えている。
この本は、作者が捕虜になっている親友に捧げた本なだけど、それがまえがきにも切々とつづっているのがとにかくヤバい!いきなり俺のつぼなんだよね〜!

  俺が特に好きなシーンは、地球でキツネと出逢うところなんだけど、このシーンはもう100回以上は読んでるかな?何かあったらいつもここを読んではうるうるしながら『頑張らなくちゃ!!』って思えるんだよなぁ。。。
多分これからも何かがあるたびにこの本を読み涙を流すのだろう。。。
俺は本を読むのが苦手な方なんだけど、ホントに出逢えて良かった本である。

  最後にこの本の前書きを。。。        レオン・ウェルトに
  わたしは、この本を、あるおとなの人にささげたが、子どもたちには、すまないと思っている。でもそれには、ちゃんと言いわけがある。そのおとなの人は、わたしにとって第一の親友だからである。もう一つ言いわけがある。
そのおとなの人は、子どもの本でもなんでも、わかる人だからである。いや、もう一つ言いわけがある。
そのおとなの人は、今フランスに住んでいて、ひもじい思いや、寒い思いをしてる人だからである。
どうしてもなぐさめなければいけない人だからである。こんな言いわけをしても、まだたりないなら、そのおとなの人はむかし、一度は子どもだったのだから、わたしは、その子どもにこの本をささげたいと思う。
おとなはだれも、はじめは子どもだった。(しかし、その事を忘れずにいるおとなはいくらもいない。)
そこでわたしは、わたしの献辞をこう書きあらためる。
子どもだったころのレオン・ウェルトに

JACO PASTORIUS/JACO PASTORIUS 2005,8/1  JACO PASTORIUS/Jaco Pastorius

  Ko-yama's review 第3弾は、これまた大好きなミュージシャンの一人ジャコ・パストリアスです。
俺がホントに心底惚れたミュージシャンは、なぜかすでにこの世に存在していない人が多く、彼もまた1987年9月21日に不慮の事故と言うか、事件でこの世を去ってしまった。
これは、そんな彼の世界を驚愕させたデビュー・アルバムである。(ちなみにこのアルバムのレコーディング当時は若干25歳だった!!)1976年発表されたこのアルバムは、当時無名だった彼にも関わらず凄いメンツが顔を並べている。

  俺が最初に彼の音楽を聴いたのは中学か高校の頃で、ギターの上手い転校生が貸してくれたWEATHER REPORTの"8:30"というライブ・アルバムだった。
当時の俺は『なんつーつまんねぇバンドだ!』ってな感じのどこにでもいるヘビメタ大好き小僧だったんだけど、その後俺も成長するにしたがってこのアルバムに出逢い『これヤバい!』『マジメにヤバい!!』てな感じでのめり込んでいったんだよね。

  何がいいのか俺にも解らないが(笑)ハッキリ言って1曲目でノック・アウトよ…パーカッションとベースだけでチャーリー・パーカーの名曲"Donna Lee"いっちゃうんだから!おまけに2曲目に入るタイミングはもう芸術と言うかセンス良すぎ!! その他にもアルバムの曲全てが色んなジャンルを吸収してあらゆる色彩を放っていて、どれも新人とは思えないクウォリティーなんだよね!!
他にも素晴らしいアルバムはたくさんあるんだけど、さっき挙げた"8:30"の1曲目、"Black Market"での16ビートは、もう違反としか言いようがないのよ(泣)

  そして彼は音楽だけではなく、薬とアルコールにまみれ堕落し見放され、もう一度チャンスを与えられたにも関わらず最後は壮絶な死を迎えた生き方や、離婚を取り巻く女性関係も痛々しく、一人の天才が日常に起こる些細な出来事に一喜一憂しつつも、全速力で人生を駆け抜けて行った生き方は涙なくしては語れないんだよね…

  そして何よりエレクトリック・ベースからフレットを抜いてしまってフレットレスと言うスタイルでベースをプレイした事など、彼が存在しなかったら以後の音楽は全く別のものになってしまっただろうと言われる位、斬新で独創的なものばかりなんだよね。
音楽とは音だけではなく、色々な要素が重なって一つの奇跡を作り出すものなんだと言う事を、俺に教えてくれたミュージシャンです。いつまでも安らかに…

THIN LIZZY/LIVE AND DEGEROUS 2005,7/13  THIN LIZZY/Live And Dangerous

  Ko-yama's review 第2弾は、70年、アイルランドはダブリンで結成されて83年、惜しまれつつも解散したイギリスを代表するバンド、THIN LIZZYを紹介します。

  俺がこのバンドを知りのめり込んだ時には、もう解散し伝説のバンドになってたんだけど、俺の音楽人生の中で初めてバンドのデビューから解散までの全アルバムを好きになり、バンドが絶頂期の時も、時代の波に飲み込まれて苦悩してる時も、とにかくバンドが直面した全てが痛いほど好きになったバンドです。

  今回紹介する1枚は、86年1月4日、34歳の若さでこの世を去ったリーダー、フィル・ライノットのまさに人生"Life"そのものだったバンドの絶頂期中の絶頂期の時のライブ・アルバム "Live And Dangerous"です。
(彼はこのバンドの解散にちなんで解散ライブの模様を収録した最後のアルバムのタイトルをLiveとかけて"LIFE-人生"と名付けている。)

  このバンドは何度かのギターのメンバー・チェンジによって若干の方向性の違いはあるが、一貫してるのはアイルランド民謡独特のメロディと雰囲気を取り入れたメロディ・ラインとまるで呪文のように歌う、と言うよりはしゃべるかのようなヴォーカルがとても印象深く特徴的です。

  中でもこの時のメンバーが特に良く、この4人で製作された4枚のスタジオ盤は名曲揃いです!
その中からの集大成とも言うべきな選曲と、メンバーのテンション、そしてライブが一つのドラマのように展開される様は圧巻です!!全篇で聴かれるスコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンのツインリードギターはもう涙もの。
それにブライアン・ダウニーのドラミングは当時のHR/HMのドラマーとはちょと違ったプレイが特徴的!
色々なバンドがカバーで取り上げているのできっと聴いた事のある曲があるはずだと思います。
もうCowboy Song〜Boys Are Back In Townの黄金の曲の繋げなんて泣くよぉ〜〜!!

  まず最初はこのアルバムを聴いて、出来たら全アルバムを是非聴いて欲しいです。このメンバー以外の時では、ゲイリー・ムーアが加入した時の1枚"Black Rose"も外せない1枚です。
ゲイリー・ムーアも出たのでついでに…THIN LIZZY解散後、なかなか新しい活動を軌道に乗せられず、苦悩し薬物に溺れてゆくフィルをゲイリーは、自身のシングルで起用し話題を呼んだ名曲"Out In The Field"が俺が出逢った最初で最後の彼の勇姿でした。

 MOTLEY CRUE/TOO FAST FOR LOVE 2005,7/8  MOTLEY CRUE/Too Fast For Love

  まず、このコーナーを始めるにあたって、これだけは上げなくてはと言うものを色々考えたが、やはり俺が音楽にホントの意味で目覚めたと言うか、楽器を始めるならベース!と思った1枚を紹介します。 それは中学生の頃、同じクラスにほとんど登校もしないで毎日あんぱんばかりやってるどうしようも無い奴がいて、でも彼とは幼なじみと言う事もあり、ただそれだけの理由で担任から毎朝迎えに行って欲しいと頼まれてた、ちょっと迷惑な奴がいたんだよね。

  でも彼の家に行くと必ずHeavy MetalやHard Rock、そしてイカツイ長髪の外人ばかりが載ってる音楽雑誌"BURRN"があって、『そう言えば、小学校の時に"KISS"とか言うキモイ奴らがいたなぁ…』なんて思いだしつつも、何気にただのBGM感覚で聴いていたんだけど、ある日彼が『なまらカッコいいのが手に入ったから聴かせてやるぜ!』なんてmaxell UD2(これカセットテープね)をカチャ!そしたら今までに聴いた事も無い衝撃が…

  それがこの"MOTLEY CRUE"の1st Album "Too Fast For Love"の1曲目、"Live Wire"だった!とにかくカッコ良かった!!そして俺はその中で一番ルックスがカッコいいニッキー・シックスに憧れて同じ楽器がやりたい!おまけにこの人、"W.A.S.P."と言うバンドの中で俺が一番好きな人と同じ楽器だ!あっ!"RATT"の中で一番好きなフォアン・クルーシェも"QUIET RIOT"のルディ・サーゾもみんな雑誌の写真の名前の所にみんな(b) って書いてるぞ!?俺、『この(b)って何?』彼、『ベースのbじゃない?』俺、『ベースって?』彼、『楽器…』俺、『よし!俺ベースやろう!!』みたいな…

  そんなんで『自称学校では一番カッコいいが、全くモテない俺がやるならベースしかない!』『友達はみんなギターやりたがってるし、俺の独壇場になるに違いない!』(って思ったかどうかは覚えてないが…) これだけがキッカケではないが、色々なエレメントが重なって俺は日々ベースを弾き、頭突きしている。